2014年の投資の続きです。
2014年は非課税口座(NISA)が開始された年です。前年の後半からNISAを使ってどんな銘柄へ投資しようかということをいろいろと考えていました。
そして出た答えの一つが総合商社への投資でした。
総合商社というのは、外国で各種資源や資材を買いつけて、国内の企業にそれを売るということを主にやっていた会社です。取り扱い分野を絞っている専門商社と違って、なんでも取り扱う、それが総合商社です。
でも時代は変わって、今は総合投資会社というべき存在へと進化したのではないかと思っています。投資会社といっても、株や債券などの金融市場での投資ではなくて、鉱山の権益や外国での各種プロジェクトへの投資、現地合弁企業への出資などの投資になっています。
どうしても鉱山の権益などの資源系の比重が高いので、総合商社は資源系の会社と認識するべきだという主張をする方々もいるようです。中国の経済成長により資源の相場がいずれも高騰しているから業績が好調で多額の配当を出しているが、資源相場が低迷すればそれもできなくなる。だから、高配当株だからという理由でこれらの株への投資を勧めるのは間違いだというのがその主張です。
その後、資源価格の低迷により各社とも多額の損失を出して、減損処理を余儀なくされており、上記の主張は正しかったとも言えます。
そうはいっても総合商社は世界中に多彩な権益を持っており、毎年着実に多額の配当収入があります。ですから、減損処理で単年度の業績は赤字転落ということがあっても翌年にはすぐに復活するのであまり心配はありません。
そのような考えに基づいて、私の代わりに世界中に投資をしてくれる会社として総合商社への投資を開始しました。
まず初めは、住友商事。
2014年1月 1300円 100株 買い
2015年には、赤字転落となります。しかし、すぐに業績は復活し減配もありませんでしたが、株価は下落していましたので追加投資です。
2016年1月 1100円 100株 買い
現在、株価は1500円くらいまで上昇していますので、また低迷してきたら追加投資する予定にしています。
次は三井物産。
こちらも2014年1月から投資開始でした。
1400円 100株買い
さらにこちらも追加投資しています。
2016年1月 1350円 100株 買い
6月 1225円 100株 買い
三井物産も2016年に赤字を計上していますが、すぐに復活の見通しです。
これまでの累積受取配当は、
住友商事 19900円 (投資額 240000円 8.2%回収済み)
三井物産 26900円 (投資額 397500円 6.7%回収済み)
となっており、非課税口座の恩恵を十分に生かしているかと思います。
今後も世界中で私の代わりに稼いできてくれることを願っています。