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2016年8月3日水曜日

ラーメンチェーンの幸楽苑が自社株買い 店舗改装を3割で実施してテコ入れ

こんにちは。

今日は、保有株の同行からです。

ラーメンチェーンを展開している幸楽苑についてです。

最近はフードコートの出店で頑張っている印象ですが、今回はまず自社株取得のニュースです。

創業者の資産管理会社から170万株を23億円で取得するとのこと。全株式の10%程度になります。資金は借入で賄うということです。今は金利が安いので、積極的に資金を借り入れるというのも一つの戦略であると考えられますが、あまりいい方向であるとは思いません。

特に、自己資本利益率・ROEを上げることが目的となればなおさら賛成できません。自分としては、ROEが高いことは必ずしもいいことだとは考えていません。借金を多くしてそれで利益を出せばROEは高くなります。借金をしないで自前の資金で事業を回して利益をだすと必ずしもROEは高くなりません。

財務が良好でなおかつROEが高いのであれば、もちろん問題ないわけです。結局、ROE自体を目標にするとどうしても借り入れを増やすのが手っ取り早いので財務的には問題であると思っています。

同じ借金をするにしても店舗改装のために投資するのであれば、文句はありません。今期中に、全店舗の3割に相当する155店舗で改装を実施します。

内容は、野菜クッカーの導入だそうです。野菜クッカーで野菜が美味しくなるらしく、先行改装した店舗は、20%増収になっているということです。

こちらの費用は1店舗あたり300万円程度ということですので、4-5億というところです。

もともと完全優目的での投資ですので、つぶれない程度に黒字を確保していてくれればいいのですが、もともと微妙な業績ですのでちょっと心配しながら眺めています。