株価は、アメリカのトランプ大統領の発言やアメリカの株式相場の好調などの影響で上がったり下がったりですが、長期投資家としては、地道に仕入れ時を待っています。
トランプ大統領がドル高をけん制しだすと円安の流れが止まって、日本の株式相場も全体に下がるのではないかと期待しています。その時にどの銘柄をどの程度の価格で狙うのか、しっかり準備しておきたいと思っています。
さて、保有株の動向です。
中古書店チェーンのブックオフですが、業績を下方修正・減配の発表がありました。同時に株主優待の拡充の発表もありました。
営業利益が8億円から4億円の損失へ、純利益は3.5億円から13億円の損失へと大きく下方修正です。業績の修正を受けて配当も25円から10円/年へと減少です。
主たる要因は、主力の本が売れなかったということにつきます。家電に力を入れて新たな収益の柱にしたいようですが、こちらはまだまだ育成途中ということで、書籍で稼がないでどこで稼ぐのかということです。
減配のかわりというわけかどうかはわかりませんが、株主優待の拡充の発表がありました。
株主優待はブックオフなどで使える優待券で、年1回の実施です。
変更前
100株以上 1000円分(3年以上の保有で1500円分)
200株以上 2000円分(3年以上の保有で3000円分)
変更後
100株以上 2000円分(3年以上の保有で2500円分)
200株以上 3000円分(3年以上の保有で4000円分)
500株以上 5000円分(3年以上の保有で7500円分)
変更点は、優待券を1000円分の増額と、500株以上の区分の追加です。
100株の保有ですと、減配で-1500円、優待変更で+1000円となります。差し引き500円のマイナスで済むというわけですね。
ブックオフは、株主優待+配当利回りで購入した銘柄です。財務的にちょっと不安はあったのであまり赤字が続くと今後の方針を考えなければいけないかもしれません。
やはり、財務が安心な銘柄だと1期や2期の赤字でもそれほど気にならないのですが、このような銘柄はちょっと注意しておかないといけないですね。
株主優待で、長期保有のボーナスもあるのでしばらくは、継続保有の方針には変わりありません。
次は、千趣会です。
ベルメゾンをやっている会社ですね。通信販売は競争も激しく業績が安定しませんが、今期は売上は微減程度なのですが経費節減の効果がでて純利益が倍増となりました。
ここは、株主優待目的で保有していますので、赤字にならない程度に頑張っていただければ、OKです。経費削減が奏功しているということは、赤字になりにくい体質になってきているということで歓迎すべきことですが、人件費を削りすぎていないか心配ではあります。
さて最後はトラスコ中山です。
こちらは営業利益・経常利益とも微減ですが、純利益は増加し、増配です。
トラスコ中山は、私的にはすでに投資資金を回収済みの恩株となっております。あとは配当を受け取り続けるだけという状況。株価も好調ですが、増配はなによりのニュースです。
比較的良いニュースが多いこのごろですが、ブックオフのちょっと残念なニュースでしたね。それではまた。