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2016年2月5日金曜日

大京:株価の下降トレンドで買い向かい、失敗。さらにナンピン買いして泥沼にはまりかける話

さて、今回は私の2回目の株式投資のお話です。
購入した銘柄は、「大京」です。
全国にライオンズマンションを建てているあの会社ですね。

初めて買ったモスフードの株価は横ばいのままで推移していたんですが、初回の株購入が特別な手続きなどの面倒なことがなくできてしまったので、気をよくしてすぐに次を購入してしまいました。
一体なんで、大京を選んだのか、思い出してみました。
マンションは、通常は建物の建設と並行してモデルルームをつくり販売していって、建物が完成するころには完売しているという感じなわけですが、当時の大京が「完成品をみせて売るのが購入者のためになる販売方法だ」として完成後販売ということを始めました。私は、確かにもっともだ。きっとライオンズマンションが売れまくるに違いなーいと思ってしまったんですね。いやー、若かったです。
 結果はご存知の通りで、大京に追随する業者はなく、ほどなく破綻。スポンサーの傘下で再建の道を歩むことになります。ただし、現在は、オリックスの子会社としてきちんと配当が出せるような企業になっています。
 
 なぜダメだったのか。
 マンション建設販売の利益は、
 ①資金調達 ⇒ ②土地確保 ⇒ ③マンション建設 ⇒ ④販売 ⇒⑤資金返済 : 残金 ― 経費 = 利益
 という構図になっています。①から⑤までの期間が長くなるとそれだけ利息の負担が大きくなります。
 だからそれを短縮するために③と④を平行して行っていたわけですね。
 というわけで大京の試みはうまくいきませんでした。
もちろん株価も低迷します。
2回目の株式投資の成績はどうだったのでしょうか。
2001年3月に初回購入し、2002年2月まで数回の売買をしています。
 大京の株価が徐々に下がってきたところで
 2001年3月 161円で500株購入 ⇒ 176円売却 利益3952円
  
 売却後、さらに下がってきたので
  9月 128円で購入    ⇒ 134円売却 利益1443円
 大した利益ではないのですが、2回続けてうまくいったので調子にのってさらにもう一回購入です。
 その時には、さらに株価は下がって
  11月 101円で購入  
 今度はうまくいかず、株価は下げる一方。
  12月 81円になったところでナンピン買いに出動。
 無情にも、さらに株価は下がり続けます。
  同じ12月中に  61円でもう一度ナンピン買い出動。
なんとか損益がプラスになるなるまで待ちたかったが、さすがにお金を突っ込み過ぎていることに不安が強くなってしまった。
年が明けて2002年1月 株価が67円になったところで半分売却。
ポジションを半減できたので残りは少し待つことに。
といっても1か月だけです。
 2月 89円まで戻したところであきらめて手じまい売り。
最終損益は、21859円のマイナスという結果でした。
その後株価は下がり続け、2002年中に最安値34円を記録するところまで下がりました。
そのまま売らずに待っていたら本当に泥沼にはまるところだったのでした。
初心者がやりそうな失敗が盛りだくさんのトレードでした。
①株価の下降トレンドに買い向かうのは、なかなか難しいですね。
②安易なナンピン買い。泥沼へはまる原因です。
③気づいたら投入金額がすごいことに!!! ネットで”ぽちっ”とするだけなので感覚がマヒしてきます。
このくらいの損失でいい勉強ができたと思えば、安いものです。(と思って自分をなぐさめたものです)
さて、大京の話はこのくらいにしましょう。
次回は「吉野家」です。
それでは、また。