中間決算の発表や予想がいろいろと出てくる季節ですね。
まずは、マルハニチロ。
2016年4-9月期の営業利益が前年比で約2倍の140億円程度となったようです。
特に国内の水産事業が好調で、さらに冷凍食品事業も好調を持続したとのことです。また、海外事業も現地通貨ベースでは順調に推移していたようです。
もしかしたら通期の業績予想も上方修正が期待できるでしょうか?
もともと堅実に安定して稼いでくれている会社ですので、短期的な業績はそれほど気にしているわけではないですが、業績がよくなるのは素直にうれしです。
冷凍食品については、旧アグリフーズ事件からは完全に立ち直った模様ですね。
そしてゼンショーです。
ゼンショーは、群馬のスーパー「フジタコーポレーション」を買収するそうです。
3,4年前に関東地方のスーパーをいくつか傘下に収めていたのですが、すき家のワンオペ問題で業績が悪化したため、拡大路線は一時中断していました。
すき家のワンオペは、よく強盗に狙われたことでも有名でしたし、ブラック企業と批判される原因でしたので、改善に乗り出して正解でした。改善に動いたのは遅かったのですが、かなりの大赤字を出してもワンオペをやめたという点は評価できると思っています。
ブラック度では、より上を行っていた印象のあるワ〇ミさんがいたので、不思議と実態の割には批判は少なかったように思っています。
それで、ワンオペ解消もだいぶ目途が立って、業績も回復したところでスーパーの買収再開ということです。ゼンショーのエンジンであるすき家の業績回復も大きいですが、傘下に収めたスーパー事業もようやく黒字化してきたところですので、拡大路線はうまくいきそうなところですね。
あとは、回転ずしの「はま寿司」も好調を維持しているようですね。
多角化を進めて地道に稼いでくれる会社が増えてくるとますます安心して長期保有できますね。
すき家の業績が回復して以来、株価は高止まりしており、かなりの含み益がありますが当面は継続保有の方針はかわらないです。
もちろん、マルハニチロも保有継続です。